新聞報道によれば、5月1日に、梅原教授の治療を受けていた患者さん達27人が金沢医科大学病院を訪れました。患者さん達は「梅原久範先生を支援する患者会」を発足させ署名活動を展開しており、この日、「主治医が何の説明もなく突然代わる不安や負担がどれほどのものか。大学病院の患者を全く無視した行為に強い憤りを感じる」などとする理事長と病院長宛ての嘆願書と約3000人分の署名を山下和夫副院長に手渡しました。金沢医科大学は「内容を十分に把握した上で、必要に応じて対応する」としています。(5月2日の北國新聞と北陸中日新聞より)
※下記内容の嘆願書を山下和夫副院長にお渡しいたしました。
金沢医科大学 理事長
竹越 襄 殿
金沢医科大学附属病院 病院長
松本 忠美 殿
私達は、平成26年3月31日に解雇された、血液・リウマチ膠原病内科教授梅原久範先生に診療でお世話になっていましたものです。
毎回の診察で、梅原先生には本当に親身になって治療して頂きました。単に、病気を治療するだけでなく、不安で一杯な心にも安らぎを与えて下さいました。
同じ気持ちの患者や家族から、約3000名の署名が届いています。そして、梅原先生に、一日でも一刻でも早く私達患者の元に戻って来て、診療して戴きたいという数多くの嘆願書も集まっています。皆、梅原先生の早期職場復帰を願う一念で書かれた文書です。これらは今現在も、続々と全国から集まってきています。
北陸には、他にもリウマチ膠原病の専門医がおられます。しかし、梅原先生は高い専門的な医療と人情味溢れるお人柄で多くの患者を治療しておられます。そして、多くの患者が梅原先生でなければならない、梅原先生でしか治して戴けないと確信しています。
理事長・病院長は、何故、心細く心が折れそうな弱い患者に、何の説明も無く、このような良医を我々患者から取り上げるのですか?
あなた方は、難病患者がどれ程の不安や痛み、苦しみを抱えているか理解されていますか?
何の説明もなく主治医が、突然変わる不安や負担がどれ程のものであるか理解されていますか?患者を救う立場にある大学病院が、このような患者を全く無視した行為を行ったことに強い憤りを感じます。
私達の命に関わる悲壮な願いを聞き届けていただき、梅原先生を一日も早く、患者のもとに返して戴けるよう嘆願致します。
2014年5月1日
「梅原久範先生を支援する患者会」一同