抗議兼質問状に対する病院側からの回答

5月1日、私たち患者一同は、梅原教授復職の嘆願のため、金沢医科大学病院を訪れました。その時の病院側の対応に、強い憤りを感じたという患者さん達の声が、私達の所に届きました。

5月8日付けで、患者さん達の声をまとめた文書を「抗議兼質問状」とし、金沢医科大学病院の病院長である松本忠美様宛に提出しました。

それに対する病院側からの回答文です。


平成25年5月14日

梅原先生を支援する患者会 殿

金沢医科大学病院
病院長 松本忠美

抗議兼質問状に係る回答書

平成25年5月8日で貴会から提出された抗議兼質問状について、下記のとおり回答申し上げます。

<「抗議兼質問状」質問事項1>
嘆願書提出にあたり、敷地外に移動されたその理由について

(回答)
報道機関に対しては病院敷地内での取材、撮影を控えるよう依頼しましたが、患者会の方々を病院敷地外まで追い払ったことはありません。患者会の方が報道機関と相談のうえ、それぞれのご判断で敷地外まで出られたものと理解しております。

また、病院が患者会の皆さんを放置したのではなく、それぞれのご判断で長時間とどまられたものと理解しております。

<「抗議兼質問状」質問事項1>
病院担当者が嘆願書提出にきた患者写真を撮っていた目的について

(回答)

患者会の女性の方から写真は何のために撮るのかというご質問があったことに対し、広報担当者からは「あくまでも記録として使用させていただく」との説明を行わせていただきました。

(「抗議兼質問状」並びに「嘆願書」への回答)

当院としては、受診に来られた患者さんには責任を持って診察させていただきます。また、梅原先生の診察を受けたという理由で差別的な対応をするということは一切ありません。

なお、解雇については、長期にわたる調査の結果に基づいて、本学の規程に従ってなされたものであり、復職を認める考えはありません。


私達患者会としては、到底納得出来ない内容です。むしろ、病院に対して不信感を強める回答でしかありませんでした。誠意を持って回答して下さいとお願いしたにも関わらず、それを微塵も感じとることが出来ないこの内容に、憤りを通り越し悲しみを抱きました。

嘆願しに行った患者の顔写真を無断で撮ったり、名簿を持ちそれにチェックを入れたり、コメントを盗み聞きしてメモを取ったりすることが、何の為になされたのかを質問したのに対し、「担当者が記録のために使用させていただくと説明した」という記載は、何の返答にもなっていません。「何の為に記録したのか」それをまさに質問しているのに、その意図が理解できなかったのでしょうか?「記録のために使用する」という説明ともつかない返事を、病院長がそのまま回答したことには、全く誠意を感じられず、患者をないがしろにしているとしか考えられません。

梅原久範先生を私達患者に返して下さいとお願いしましたが、たった2行の通り一辺倒の回答でした。私達の嘆願文を読んで頂き、その上で回答されたのでしょうか。

あまりにも無味乾燥的な回答であり、患者の気持ちを汲んで回答されているとは思えません。私達の訴えが通じない心ない回答を手にし無念です。

梅原久範先生を支援する患者会は、この対応にひるむことなく、今後も梅原久範先生の復職を病院側に嘆願し続け、先生に一日でも早い職場復帰をして頂けるように支援していきます。皆様、どうぞ今後共ご支援、ご協力を宜しくお願い申し上げます。


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